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誤嚥性肺炎の予防
2017/06/19
前回、誤嚥性肺炎はどういうものかお話ししました。脳梗塞の患者さんは、誤嚥性肺炎にかかりやすいとお話ししましたが、脳血管障害と肺炎(誤嚥性肺炎を含めてですが)の密接な関連性がはっきりすれば、これらが、がんに続いて、死亡原因のかなりの割合を占めることになります。
誤嚥性肺炎の予防法として、
1.口腔ケアをしっかり行う→口腔内の細菌をできるだけ減らすことによって、そのリスクを低くする必要があります。歯・歯茎だけでなく、頬の内側、舌、上あご、喉粘膜などの細菌もとる必要があります。
2.バランスのとれた食事をする→栄養不足を防ぐことは大切です。栄養が不足すると、体力が落ち、感染症にかかりやすくなるからです。
3.喉を鍛える→よくしゃべる、歌うなどして喉周辺の筋肉を鍛えます。そうすることによって、嚥下機能(飲み込む力)も鍛えられます。
4.タバコは吸わない→タバコは呼吸器系の様々な病気の原因になります。また、受動喫煙も多数の有害物質を含んでいるので、注意が必要です。
5.予防接種をする→肺炎球菌ワクチンを打つことも効果があるといわれています。