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あなたの口の中が危ない
2010/03/03
昨日(3月2日)にテレビ朝日の「ビートたけしのみんなの家庭の医学」で、<口の中から始まる病>という特集がありました。口腔乾燥症により風邪、ウイルス性疾患などにかかりやすくなり、ひいては、肺炎につながるというものです。口腔乾燥症(ドライマウス)というものは、唾液量の低下により、虫歯・歯周病の発生、口腔内の違和感など様々な症状を呈すものです。1日唾液は、健康な人で平均1~1.5L分泌されますが、口腔乾燥症の方は、0.5L以下といわれています。また潜在患者は、約800万人いるといわれています。以前にもお話ししましたが、唾液の中には抗菌作用というものがあります。最近の研究では、唾液量が低下してくると、抗菌作用もあまり働かなくなり、その結果、バイ菌が繁殖しやすくなり、上記のような様々な疾患を引き起します。唾液量の低下を引き起こす主な原因は、ストレスと薬です。
ではどうしたらよいか、日常で簡単にできる方法は、食事とお口の体操です。
食事に関しては、
1.よく噛んで食べる
2.火を通し水分を抜く⇒硬さが増す
3.食材を大きく切る
4.噛み応たえのある食材を使う
5.繊維が残るように切る
健口体操としては、唾液腺を刺激します。大きな唾液腺が三つありますので、それを刺激してください(具体的な方法は、みんなの家庭の医学のホームページをみてください)。
口腔乾燥症ではないか、一度調べてみてはいかがでしょうか?