歯の情報局|小平市、鷹の台駅で歯科・歯医者・歯周病専門医をお探しの方は有賀歯科クリニックまで
入れ歯について(2)手入れの大切さ
2025/12/09
今回は、(2)として、入れ歯の手入れの大切さ についてお話します。
入れ歯を作っても、洗わない方、手入れの仕方を知らない方など多く見受けられます。まあ、使わないときは水につけとけばいいんじゃないのという声が聞こえてきそうです。それではダメです。
まず、それだけでは入れ歯についたヌルヌル感(ばい菌の塊ーバイオフィルムと言います)はとれません。使い古しの歯ブラシがあれば、手を洗うせっけんなどを少しつけて、こすり洗いしてください。全体を丁寧に。そしてよく流水で流して。そうしないと、入れ歯にばい菌が残るだけでなく(嫌な臭いも残ります)、その入れ歯に接していた歯茎に炎症を起こしたり、残存歯にも悪影響を及ぼします。そのばい菌を口の中に抱えているわけですから、ウイルス性疾患、肺炎など、さまざまな全身疾患を引き起こします。
入れ歯のお手入れは、以下の通りです。
1.毎日、必ず石鹸などを使ってこすり洗いする(普通の歯ブラシ程度の硬さのもので、柔らかすぎてもだめです)
2.週に2~3回、入れ歯洗浄剤を使う(ポリデントなど)。
3.入れ歯は、できるだけ装着しておく(入れ歯を洗う、歯科医師の指示などがあるとき以外)

