ここでは、どういうふうに歯周病の治療がされていくのか、その一般的な流れをお話していきます。

1.　問診（患者さんの抱えている問題＜主訴＞、どうしたいのか＜希望＞、全身状態、生活習慣その他をお聞きし、相談します）
2.　口腔内診査（口腔外診査をすることもあります）－視診、触診など、レントゲン、口腔内模型、咬合診査、口腔内写真など
3.　いろいろな資料をもとに診断を行い、治療計画を立案し、患者さんに説明を行う・・・患者さんの納得のもと治療開始
4.　ブラッシング指導（これが一番大切な事なので、この時に限らず、必要な時は、時を選ばず行います。患者さんが毎日行うことなので、やり方を十分身につけてください。）
5.　スケーリング（歯石除去）
6.　必要があれば、再検査（治療効果の判定）
7.　ルートプレーニング（深部歯石除去）
8.　再検査（治療効果の判定）
9.　外科治療、再生療法
10.　再検査（治療効果の判定）
11.　メインテナンス（定期検診）ー３～6か月毎に

状態が良ければ、6、8の段階で、メインテナンスに移行する場合もあります。もちろん、歯周病の状態が軽ければ軽いほど、行う歯周病治療は、少なくて済みます。つまり、早期発見・早期治療が大切であるということです。検診を定期的に受けるのは、きわめて重要です。